瞳術

f:id:htatsuya:20200719203908j:image

一眼二足三丹四力、古来より眼の重要性は一番に来ていたのです。

眼の使い方五法。

①観の眼‥ 遠山の目付ともいう、遠く山を見るように真ん中に対象をいれて見る、情報処理が早く思考も加えないため早い反応が期待できる、合気二刀剣もこれになるよう使う。

f:id:htatsuya:20200719203818j:image

②魔眼‥相手の眉間又は目に焦点をあてる、殺気を乗せたり観察したりする、経験でも身につくが数メートル離れ星印を黒で書いて見つめる、ブレてくるのをピントを合わせ続ける。

これが完成すると動きを止めたり、殺気を載せた目付が可能となる、古来から邪眼、魔眼と呼ばれる。

敵と一瞬睨みあった時、相手がもし目をそらせば隙ができる。

f:id:htatsuya:20200719194359j:image

目勝の法‥睨みつけるのであるが、霊的なものにも効力がある、ただし、武術で鍛えていることが前提。

③帯目付脇目付‥敵の目付が鋭い時に胸や腹帯に目を付ける、遠山の目付より簡単に再現でき、相手の出鼻を観察できる、相手の力量や殺気が上と判断したらとりあえず使用。

④二つの目付‥拳と剣先に目付をする、先と同じく相手の出鼻を観察できる。

⑤誘導眼‥相手の眼と自分の眼の間で焦点を行き来さす、最終的に同調現象で相手の眼を揺れださせる、トランス誘導をして幻覚の世界に入ることにより催眠状態に持ち込む、言の葉と併用して行う。

果心居士や加藤段蔵、松山主水等が使用したと思われる。

簡単に行う方法として相手の片目を交互に見ていく方法もあるが空中の一点に焦点を合わせることで相手も同調してきた時、真似ができにくいため(訓練がないと実体のものに焦点が合う)目が泳ぐ事になる、さらに眼球運動が振動するまでになるとrem催眠と酷似した眼球運動になる、それにより現実世界から夢の世界に誘導される事になる。

加藤段蔵、呑牛の術は牛を丸呑みにして消した話しがある。f:id:htatsuya:20200719204022j:image

果心居士は明智光秀の前で屏風の中の舟に乗り込んだりもしたそうです。f:id:htatsuya:20200719204326j:image